膝関節 - 整形外科という大海原に出航する医師の羅針盤

 

膝関節は関節外科の中でも最も重要な分野のひとつです。周知のようにその症例数の多さは、他の分野を圧倒しています。高齢化や食の欧米化による肥満のため、膝関節に問題を抱える方の数は今後ますます増加することが見込まれています。

 

 

2009年に日本関節鏡学会と日本膝関節学会が合併して、日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会(JOSKAS)が誕生しました。JOSKASの学術集会は、札幌と那覇で1年毎に交互に開催されます。

 

 

患者数の増加が著しいため人工膝関節全置換術(TKA)の手技を一通りマスターすることは、整形外科医にとって必須といえます。『 人工膝関節置換術[TKA]のすべて 』は、初学者がTKAの治療体系を俯瞰するにあたり、最もお勧めの書籍です。

 

 

この書籍も総論と各論から構成されています。総論ではTKAの考え方や治療戦略を詳述しています。また、各論では著者の経験に基づいた実践的な内容が記載されています。イラストも綺麗で分かりやすく、この書籍1冊のみで、基本的なTKAの知識を習得することが可能だと思います。

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